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妻がどっかのデパ地下のパン屋でコーンパンを買ってきた。 僕はパン派ではなくゴハン(米)派なので、普段はあまりパンは食べない。 だが、確かここのコーンパンって美味しかったような気がして、ちょっと食べてみたくなった。 「ねぇ、1個ちょうだい」 「イヤよ」 「・・・・・・・」 (心の声)あんなに何個もあるのに・・・ 「半分ならいいわよ」 (心の声)せこっ! 「(笑顔で)ありがとう!」 妻は何個か入っている紙袋から丸い形のコーンパンを1個取り出すと、両手で千切るように分けた。 「はい!」 どう見ても、僕に手渡された一切れは、妻が持つ残りの四分の一くらいしかなかった。 僕は恐る恐る訊いた。 「・・・・あのぉ、確か半分っていいましたよねぇ」 「何よ! 1つのものを2つに分けたんだから半分じゃないの! なんか文句あんの?」 「・・・いいえ」 (心の声)ちくしょー、二等分って言えばよかった・・・ 僕は、その小さなパン切れを一口で食べた。 うまい!! うらやましそうに僕が見つめる中、妻は悠々とパンを食べ続けた。 「あ〜、おいしい」 「うん、そうだね」 「まったく、これで1個120円はうまいわ・・」 「えっ?」 (心の声)商売上手って意味かなぁ・・・ 「何よ!120円じゃ美味しくないって言うの!?」 「????」 「じゃあ、いくらなら美味しいって言うのよ!?」 「・・・・・120円は美味しいです」 「わかればいいのよ」 多分、「120円は安い」って言いたいんだろうなぁ・・・(涙) |
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