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武豊がついに史上2人目のJRA通算2,900勝を達成した。 JRAの通算記録は岡部幸雄の2,943勝が最多であるから、間違いなく今年中に最多記録は更新される。 岡部は2,900勝するのに37年かかったが、武豊はたった20年で到達してしまった。 それもそのはず、彼のここ10年の活躍は想像を絶する。 JRAでは、騎手部門の表彰として「年間最多勝利」「年間最高勝率」「年間最多賞金獲得」を設けており、更にこの3つの部門すべてを制覇した騎手を「騎手大賞」としてその栄誉を称えている。 調べてみたら、なんと武豊はこの10年間で9回もその「騎手大賞」を受賞しているのだ。 (逃したのは騎乗の拠点を海外に移していた2001年だけ。つまりちゃんと日本でフルシーズン騎乗した年は全て制覇している) 騎手大賞はプロ野球で言えば三冠王みたいなもんだから、それをほぼ10年連続で達成してしまうことのすごさ、恐ろしさ・・・とにかくすごすぎる。 武豊については、今から8年前、史上初の2年連続ダービー制覇をしたときにエッセイを書いているので、以下に掲載しておこう。 -------------------------------------------------------------------- 〜天才の条件〜 (1999.6.7) やはり武豊は天才である。 彼には不可能なことなどないのだろう。 第66回日本ダービー。 彼はかつての愛馬、名牝ベガの初仔アドマイヤベガをダービー馬にしてしまった。 そして、史上初のダービー2連覇をいとも簡単に成し遂げてしまった。 表彰式で木村拓哉が握手した手を組み直したのが印象的だった。 そう、それはまるで勝利の約束を交わした者同志、お互いの存在を認め合った者だけに通じる友情の印のように見えた。 武豊は、中央競馬における騎手の記録をほとんど全て塗り替えようとしている。 まだ30歳なのに、デビューして11年くらいしか経っていないのに、まもなく1,700勝に到達してしまうらしい。 一流ジョッキー達の2倍くらいという、ダントツのペースで勝ちまくっている。 このままのペースでいけば、生涯で4,500勝ぐらいはしてしまうことになる。 中央競馬で2,000勝以上のジョッキーは、過去2人しか出ていないのに、である。 まったくおそろしい人物である。 願わくは、このまま大事なく順調に騎手人生を歩んで欲しい。 もちろん、彼には常に強い馬が用意されている。 多くのレースで1番人気に支持され、それを裏切ることだってないわけじゃない。 でも、彼のすごいのは、馬の力がさほどでもなくても、武豊が乗るというだけで人気になってしまうことである。 そして、彼はそんなレースでも天才的な騎乗で勝ってしまうのだ。 彼は確かに天才である。 馬の潜在能力を引き出す天才なのだ。 騎手にしては背が高く、一般的には不利だと言われている。 それをカバーする彼の騎乗フォームは美しく、他の騎手と見比べると格段の違いがある。(もっとも彼は弟の幸四郎のほうが奇麗だと言っているが) 傍から見ていて、馬が(騎手を)負担に感じていないように見えるのだ。 まさに「人馬一体」である。 あのオグリキャップも、鞍上が武豊だから一生懸命走り、平成2年の有馬記念を勝つことができた。 一方、奇跡のスピード馬サイレンススズカも、鞍上が武豊だから一生懸命走り、限界を超えてしまった・・ こう書くと、まるで彼がその優れた才能だけでここまできたように思えてしまうが、世の天才と呼ばれる者すべてがそうであるように、彼もまた「努力の人」なのである。 厳しい減量ももちろんであるが、誰よりも熱心に騎乗技術を研究し続けている。 騎手養成学校時代でも、休みの日も一人ライブラリーのこもってレースビデオを見てイメージトレーニングしていたらしい。 天才と呼ぶにふさわしいもう一人の人物、将棋の羽生善治もものすごい努力家であると聞いている。 ただ、自分ではそれを苦に感じていないらしいが・・・ 彼が小学生のとき、NHKの少年将棋大会だかで優勝したときの映像は今でも鮮明に覚えている(もちろん当時に見たわけじゃないが) 天才青年棋士、谷川浩司がゲスト解説者で羽生少年のことを絶賛していた。 谷川はその数年後に少年が自分の最大のライバルとなり、名人の座を追い落とされるなどということを予期していただろうか。 もしかすると感じていたかも知れない。 天才の条件とは何か。 やはりその名の示すとおり天賦の才に長けた人物ということなんだろうか。 私は、何となくだが、天才とは努力を苦にしないでものすごく努力する人だと思っている。 歴史上、天才と呼ばれた人物は数多くいるが、私が今、「天才」と聞いて頭に浮かぶのは、武豊と羽生善治の2人である。 どちらもまだまだ若く、そしてすでにべらぼうに稼いでいる・・・ (庶民としては、その努力と才能よりも収入をうらやましく思ってしまうのだ) 妻にこういう話をしたところ、 「あら、天才の条件はもうひとつあるわよ」 などと真顔で返してきた。 そこで、ひとしきり考えてみたが、これと言ったのが頭に浮かばなかったので、どんな条件なのかと尋ねたところ、彼女は悠然と言った。 「冴えない芸能人と結婚することよ」 ・・・・妻は無敵だと改めて感じた次第である。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
武豊、ディープインパクトを語る。
最近、競馬をやることがほとんどなくなった。 ...続きを見る |
Book-Rock 2007/05/11 00:06 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
これを読んで思うこと、 |
BookRock URL 2007/04/22 23:22 |
BookRockさん |
トウカイテイオー 2007/04/25 23:32 |
ハハッ、素直に受け止めていいんじゃないっスか。 |
MARVY URL 2007/04/26 01:23 |
MARVYさんまで・・・ |
トウカイテイオー 2007/04/26 06:32 |
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